山形引き分け、過密日程で4人入れ替えも決定力欠く

山形対山口 前半、山口DFヘニキ(右)と競り合う山形FW大槻(撮影・野上伸悟)

<明治安田生命J2:山形0-0山口>◇第16節◇2日◇NDスタ

終始攻めたモンテディオ山形だったが、ゴールをこじ開けることはできなかった。前節琉球戦では4-1の快勝で9位に浮上し、22位と低迷する山口をホームに迎えた一戦。過密日程でコンディション維持が難しい中、4人を入れ替えて臨んだ。前節では途中出場だったDF山田、MF本田、MF渡辺、FW大槻がスタメンで登場。序盤から左サイドハーフのMF渡辺が積極的に攻撃を仕掛けるなどチャンスを作った。右サイドのDF山田もダイレクトで速いクロスを入れたが、ゴール前の決定力を欠いた。

前節、27歳のバースデーゴールを決め勢いに乗るFW山岸にとって山口は、昨年の対戦でハットトリックを決めた相性のいい相手。「守備も攻撃もチームの共通理解がうまくいってると思う」と話していたように、主導権を握ったが、ゴールにはつながらなかった。

山形は後半も攻撃の手を緩めなかったが、懸命に守る山口守備陣の前にノーゴール。石丸監督は「相手が5バックできた中、なかなかスペースを見つけられず崩しきれなかった。ホームで引き分けに終わり申し訳ない」と無念の表情を見せた。それでも6戦連続負けなしとうつむくことはない。【野上伸悟】