清水連勝ならず…今季先制された試合は1分け11敗

清水対浦和 終了の瞬間、がっくりとうなだれる清水イレブン(撮影・浅見桂子)

<明治安田生命J1:清水1-2浦和>◇第18節◇23日◇アイスタ

J1清水エスパルスは浦和レッズと対戦。前、後半に1点ずつを失い、試合の流れをなかなか引き寄せることができず、後半アディショナルタイムにFWティーラシンが1点を返すもそれまで。1ー2で敗れ、今季初の連勝を逃した。

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清水は今季初の連勝を逃した。出場停止明けのDF立田悠悟が3バックの左。10試合ぶりに先発復帰したDFエウシーニョが、右ウイングバックに入った。

立ち上がりは主導権を握った。FWドゥトラとFWカルリーニョス・ジュニオのブラジル人2トップを軸にエリア内へ進入。ゴールへ迫った。だが、チャンスを逃し続けると、逆にゴールを割られた。前半21分、強烈なミドルシュートを沈められて先制点を献上。前半唯一の被シュートでネットを揺らされた。

反撃を狙うも自滅した。後半14分、不用意なボールロストからカウンターを浴び、決定的な2失点目を奪われた。同ロスタイム、途中出場したFWティーラシンのゴールで1点を返すのが精いっぱい。同点に追いつけなかった。今季先制された試合は、1分け11敗。またしても悪癖が顔をのぞかせ、先行逃げ切りを許した。

リーグ戦では浦和に13試合連続勝ちなし(4分け9敗)。前節湘南ベルマーレ戦で9試合ぶりの白星をつかんだが、勢いは続かなかった。次節は26日、アウェーで名古屋グランパス戦に臨む。下を向いている時間はない。【古地真隆】