神戸DF大崎「札幌戦は無失点」三浦新監督の初陣

ヴィッセル神戸のDF大崎玲央(29)が25日、26日の北海道コンサドーレ札幌戦(ノエスタ)へ向けてオンラインで取材に応じた。今季は故障欠場もあったがここまで16試合に出場。最終ラインの要として期待されている。

札幌戦は三浦淳寛新監督(46)の初陣にもなる。それでも大崎は「監督が代わってもやるサッカーは変わらない。自分たちはピッチの上に集中していかないといけない。すごく心境に変化があったというわけではない」と、プロとしての立ち位置を示した。

ビベス・アシスタントコーチが暫定指揮した前節サガン鳥栖戦で、神戸はJ1リーグ戦では8試合ぶりに白星をつかんだが、それでも3失点と乱打戦になった。

「チームとしても僕個人もそうだが、3失点は満足できるものではない。反省すべき点だと思う。自分たちが支配していく中で、失点は0、最低でも1でないと難しい。DFとしては0を意識していきたい」。7月22日のセレッソ大阪戦を最後に、現在は14試合連続失点中。総得点31、総失点35と攻守のバランスが崩れている。順位も11位で上位へは、なかなか浮上できない。

大崎は「(三浦新監督が)ミーティングでも言っているが、負けていい試合は1つもない。全部勝ち、内容にもこだわり、一番は結果にこだわりたい。やっていきます」と決意表明。

「(練習では)攻撃もそうだが、守備の確認を、少し詳細を修正しながらプレスにいくタイミングだったり、1人、2人ではなく全員でいくとか、細かいことを確認した。(監督には)前向きでないといけないと言われているし、プレーで気になっているのはプレスにいくところ、切り替えの速さがメインで言われている。ネガティブな空気になりがちだが、前向きに行こうというところですね」

札幌戦は今季初めての2連勝が懸かる。MFサンペール、DF西が累積警告による出場停止となり、選手のやりくりは厳しいが、新体制初戦の結果は非常に大事になる。天皇杯王者神戸の今後の流れを決める1試合になる。【横田和幸】