JFA&WEリーグ、女性リーダー育成へ研修開始

オンライン会見に出席した、左からWEリーグの岡島チェア、UNWomen日本事務所の石川雅恵所長、JFAの田嶋会長 (C)JFA/PR

日本サッカー協会(JFA)と日本女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)は23日、国連グローバル・コンパクトと、UN Womenが共同作成した「女性のエンパワーメント原則(WEPs)」への参加を表明し、同分野での第1弾事業として10月31日から「JFA女性リーダーシップ・プログラム」を開始することを発表した。

同プログラムはサッカー界、スポーツ界をけん引する女性役員、経営人材を養成するもの。JFAの田嶋幸三会長(62)は「女子のプロスポーツを根付かせ、女子活躍社会の実現に貢献しようと私たちサッカー界は全力を挙げて取り組みます」とあいさつ。WEPsは女性の活躍推進に積極的に取り組むための行動原則のことで、国内競技団体の参加はJFAとWEリーグが初めて。田嶋会長は「日本の競技団体にも良い影響を与えるでしょう」と話した。

初回研修は10月31日~11月1日まで千葉県内のJFA夢フィールドで行われ、来年2月下旬まで4度の研修を実施予定。受講者は「ジェンダーと自己理解」、「マインド改革」、「経営リテラシーの獲得」を柱とし、研修や課題、オンライン講座等で学んでいく。同日にWEリーグ参入予定クラブの経営人材候補者らを中心とした12人の第1期受講生も発表。WEリーグの岡島チェアは「WEリーグはWEPsと近い理念を持っていると思われます。指導者団体のリーダーとなるような女性を養成していけるようJFAと共に推進していく予定です」と決意を語った。