JFL青森4回戦へ FW浜田と堀がゴール 天皇杯

富士大対ラインメール青森 前半、ラインメール青森FW浜田(左から2人目)の先制点を喜ぶ選手たち(撮影・山田愛斗)

<天皇杯:富士大1-2ラインメール青森>◇28日◇3回戦◇キューアンドエースタジアムみやぎ

2年ぶり3度目出場のJFLラインメール青森が、「北海道・東北代表」の座をつかみ、4回戦(12月12、13日)進出を決めた。

前半のFW浜田幸織(25)とFW堀研太(21)のゴールで富士大(岩手)を2-1で下し、地域代表のアマチュア8チームに入った。J2、J3勢が登場する準々決勝(同23日)にあと2勝とした。

青森は若きストライカー2人がアピールした。25日リーグ戦から先発全員を入れ替え。前半10分、MF井上友也(23)のパスに抜け出した浜田が左足で先制弾。同17分には堀が倒れ込みながら追加点を奪った。後半16分にPKで1点返されたが逃げ切った。浜田は「いいパスをもらい流し込むだけだった。勝つことが一番だが、FWなのでゴールは意識している。リーグ戦でも点が取れてていい感じだった」と振り返った。

現在、リーグ戦で勝ち点12の13位。21年シーズンのJ3クラブライセンスが交付され、昇格へは今季JFL4位以内が最低条件だ。その上でJリーグ百年構想クラブ(将来のJリーグ入会を目指すクラブ)のうち上位2位が求められる。今季はコロナ禍で16チームによる1回戦総当たり15試合制に変更。残り5試合で4位と勝ち点6差につける。天皇杯で快進撃を続け、その勢いを昇格レースにつなげる。【山田愛斗】