清水ユース東海V2 ゴールラッシュ、全国で頂点を

前半36分、勝ち越し点を決める清水ユースFW小塩(左から2人目)

<日本クラブユース選手権(U18)東海大会:清水Y5-1沼津U-18>◇決勝◇8日◇磐田市・ゆめりあ多目的グラウンド

清水ユースが沼津U-18を5-1で下し、2連覇を飾った。1-1で迎えた前半36分、FW小塩拳生(げんき、3年)のゴールで勝ち越しに成功。後半にも3点を加えて快勝した。全国大会は来月25日から群馬県で行われ、上位3チームが出場する。

清水ユースがゴールラッシュで2年連続の東海王者となった。1-1で迎えた前半36分。MF鈴木奎吾(2年)の浮き球パスに抜け出したFW小塩が、左足で今大会7点目のネットを揺らした。「前半で逆転しておきたかった」。思惑通りの勝ち越し点を契機に、攻撃陣が躍動した。故障明けのFW千葉寛汰(2年)が途中出場から復帰後初ゴールを決めるなど、後半にも3点を追加。最後まで攻撃の手を緩めず、快勝した。

2年ぶりの頂点を狙う全国大会は、来月25日に開幕する。この日は大量得点の一方で、試合序盤の前半6分に先制点を献上。試合への「入り方」には課題を残した。岩下潤監督(47)は「(失点は)どこかに隙があったと思う。全国でレベルアップした姿を見せられるように、1歩ずつ前進していきたいと思う」と、先を見据えた。【前田和哉】