札幌大谷主将「歴史を変えたい」大手前高松と初戦

全国高校サッカー選手権オンライン抽選会に臨んだ札幌大谷・田部監督(左)と伊東主将(撮影・保坂果那)

<全国高校サッカー選手権:組み合わせ抽選会>◇16日◇オンライン

第99回全国高校サッカー選手権(12月31日開幕、埼玉スタジアムほか)の組み合わせ抽選が16日、オンラインで行われた。5年ぶり3度目出場の北海道代表・札幌大谷は、開幕日の1回戦で大手前高松(香川)と対戦する。

FW伊東涼哉主将(3年)は「情報はなく初対戦。全国に出るということは僕らと同等かそれ以上。チャレンジャー精神で臨む」と気を引き締めた。

“ケンブリッジ流”体幹トレで全国1勝を目指す。チームの渡部文緒トレーナー(46)が、昨秋からリオデジャネイロ五輪陸上男子400メートルリレー銀メダリスト、ケンブリッジ飛鳥のトレーナーを兼務。世界的アスリートと同じメディシンボールを用いたウオーミングアップを導入した。伊東は「重心の高さが課題だったが、足腰をしっかり使い動けるようになった。強い体幹で全国でも勝負したい」と前を向いた。

18年の全国高校総体で16強進出。伊東は「2年前の上の8強を目指したい。歴史を変えたい」。野球部の阿部剣友(3年)が巨人育成8位で、同校初のドラフト指名を受けた。サッカー部も負けじと、存在感を示していく。【永野高輔】