柏ドローで3位逃すも「意識高め」ルヴァン杯決勝へ

柏対大分 指示を出す柏ネルシーニョ監督(撮影・野上伸悟)

<明治安田生命J1:柏1-1大分>◇第27節◇9日◇三協F柏

柏レイソルは大分トリニータと引き分け、目標の3位以内を逃した。

前節名古屋グランパス戦から中3日。FWオルンガ、江坂はベンチスタートで名古屋戦から先発4人を入れ替えて臨んだ。5試合ぶりに先発したFW呉屋は後半2分、右CKからのクロスボールをゴール中央付近で頭で合わせ今季4得点目を決めた。呉屋は「とにかく結果を残したかった。ライトと被ってボールが見えなかったのですが、うまく当たりました」。ゴール直後はチームメートから祝福を受け「練習から、点を取りたいオーラが出ていたんだと思います」と苦笑した。

呉屋、MF仲間、DF鎌田、DF高橋と久しぶりに先発に名を連ねたメンバーが躍動。ネルシーニョ監督は4人の名を挙げ「こういった選手が戦術的な役割を果たしてくれたのはチームとしてポジティブ」と伏兵のプレーを評価した。目標は逃したが、来年1月4日にはルヴァン杯決勝が控える。仲間は「(リーグの)残り3試合を勝って、年始の決勝に向けて意識を高めていきたい。個人としては多く出場して結果を見せていければ」と年明けへ巻き返しを誓った。