ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(36)が、右大腿(だいたい)直筋近位部腱断裂で手術を受け、全治4カ月の診断を受けた。クラブが16日、発表したもので、来年2月末に開幕するJ1リーグ戦での復帰は、早くても4月になる最悪の結末となった。
強行出場の代償はやはり大きかった。11月20日に集中開催地のドーハ入りしてアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に臨んだ神戸は、初出場でベスト4という好結果をつかんだ。だが心配された主将は、大けがをしていた。
10日の準々決勝水原(韓国)戦後、ドーハ市内の病院で検査した結果、右大腿直筋近位部腱断裂と診断され、バルセロナ市内の病院で神戸のチームドクターの立ち合いの下、15日に手術を行い、無事に成功したという。しかし、全治は4カ月という長期離脱が決定してしまった。
イニエスタが負傷したのは最初の試合は、7日の決勝トーナメント1回戦上海上港(中国)戦。後半途中から右太ももを気にし始めて同23分に交代。前半に価値ある先制点を決めた試合だった。
追い打ちをかけたのは10日の水原戦だった。けがの影響で先発を外れたが、延長後半8分から強行出場。だが、ほとんど走れず、突入したPK戦の1人目で蹴って成功させたが直後に顔を苦痛でゆがめ、右太ももをさする場面があった。
当然、13日の準決勝蔚山(韓国)戦はベンチを外れ、スタンドから観戦したが、神戸は延長の末に1-2で惜敗した。その試合後にスペインに戻った。
来年5月に37歳の誕生日を迎えるイニエスタは、来季が神戸との契約の最終シーズン。昨季の天皇杯に続くタイトル獲得を目指したいところが、絶対的主将抜きに開幕から約2カ月は我慢しなければならない。