<明治安田生命J2:徳島1-0大宮>◇第41節◇16日◇鳴門大塚
首位徳島ヴォルティスが本拠地で7年ぶりJ1昇格を決めた。大宮アルディージャに1-0で勝利。前半21分に、FW垣田裕暉(23)が、MF浜下瑛(25)のクロスに頭で合わせ先制。昇格に“王手”をかけながら水戸戦、千葉戦と2度持ち越していたが、やっと決めた。2位福岡も愛媛に勝ち、昇格決定。徳島は最終節で福岡との直接対決を残すが、得失点差の関係上、事実上の優勝も決まった。
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待ち望んだ時を迎えた。試合終了のホイッスルが鳴り、サポーターの大歓声を浴びながら、MF岩尾はピッチに倒れ込み、天を仰いだ。7年ぶりとなる2度目の来季J1昇格を決め、ホームで喜びをかみしめた。
主将の頭に浮かんだのは17年、最終節で東京Vにアウェーで1-2で敗れ、プレーオフ進出を逃した場面だった。「その時から十字架を背負ってきた。捨て切れない、捨てちゃいけないと思っていた」。大歓声の中で仲間に名前を呼ばれ、やっと昇格を実感した。涙が止まらなかった。
前半21分に自らの頭で昇格を決めたFW垣田は「1年間の積み重ねの結果が実って素直にうれしい」と表情を緩ませた。就任4年でJ1昇格に導いたロドリゲス監督は、今季の強さの要因について「試合に出ている選手以外も全員含めて、チームのために何ができるかを考えている」とベンチ外の選手へ向けて感謝の思いを口にした。
前回初めてJ1で戦った14年は、わずか3勝でリーグ最下位の18位に終わった。7年かけて培った結束力を武器に、再びJ1の舞台で戦う。【佐藤あすみ】
◆徳島ヴォルティス 04年に設立され、05年から四国で初めてJリーグ(J2)に参加。13年にJ1昇格プレーオフ(シーズン4位)で勝ち上がり四国勢初の昇格を決め、14年はJ1に参戦も、1年でJ2へ降格した。前身は、55年に創設された大塚製薬。四国リーグを経て99年からJFL参入。04年に2連覇し、05年からJ2。元日本代表のFW柿谷曜一朗(C大阪)やDF丹羽大輝(東京)、元コートジボワール代表のドゥンビアらが在籍した。「VORTICE」は、イタリア語で「渦」を意味し、パワー、スピード、結束力のあるチームを目指す。本拠地は鳴門ポカリスエットスタジアム。