柏オルンガ弾で4戦ぶり勝利 雪中決戦に大谷も苦笑

J1広島対柏 後半 柏FWオルンガのシュートは決まらず(撮影・加藤孝規)

<明治安田生命J1:広島0-1柏>◇第33節◇16日◇Eスタ

柏レイソルがFWオルンガの1発でサンフレッチェ広島に競り勝ち、4試合ぶりに勝ち点3を手にした。

既にアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場は逃しているが、来年1月4日のルヴァン杯決勝に勢いを付けるためにも大事な一戦で、主将のMF大谷秀和(36)が11月21日のサガン鳥栖戦以来、6試合ぶりに試合復帰した。

雪が舞い、ピッチ状況も劣悪だったが、粘り強い守備で耐え、得意のカウンターで仕留める理想的な展開で白星をもぎとった。大谷は「初めて雪の試合を経験した」と苦笑し「ちょっとけががあって。最後の週に戻ってゲーム体力、試合感が戻れればと思っていた。その通りに戻ってこられたのは良かった」と振り返った。ネルシーニョ監督は「守備の部分では相手のストロングを消してうまくコントロールできていた」と守備面での手ごたえを口にした。