静岡産大準優勝、本田美登里監督「すばらしい経験」

準優勝し、記念撮影する静岡産大の選手たち(静岡産大提供)

<全日本大学女子選手権 帝京平成大1-0静岡産大>◇決勝◇6日◇東京・味の素フィールド西が丘

静岡産大は初優勝を逃した。帝京平成大(千葉)に0-1で惜敗した。

後半にセットプレーの流れから先制点を献上。その後の反撃も、今大会無失点を誇った堅守の相手を崩しきれなかった。悲願達成とはならなかったが、県勢初の準優勝。本田美登里監督(56)は「選手たちにとってすばらしい経験になったと思う」とねぎらった。

0-0で迎えた後半27分、セットプレーからクリアしきれなかった。押し込まれた2次攻撃で、最後は帝京平成大FW今田紗良(3年=藤枝順心高出)に頭で決勝点を奪われた。頼みの攻撃は、今大会3得点を挙げていたFW藤田桃加(4年=磐田東高出)がスピードを生かしてゴールに迫るも、相手にはね返された。シュートは90分間でわずか2本。MF乗越令奈主将(4年)は「後半ボールを失う場面が多くなってしまった」と敗因を挙げた。

静岡産大は13度目の出場で、県勢初の決勝進出。過去6度、8強止まりだったチームが新たな歴史を刻んだ。4年生は今大会で引退する。乗越は「次のインカレに向けて、一丸となって頑張ってくれると思います」と、後輩たちに思いを託した。