C大阪大久保「楽しみながら」開幕4戦連発へ平常心

東京対C大阪 前半、ヘディングでゴールを決めるC大阪FW大久保(2021年3月6日撮影)

開幕から3戦4発と絶好調のセレッソ大阪FW大久保嘉人(38)が9日、10日のホーム清水エスパルス戦に向け、オンラインで取材に応じた。

15年の川崎フロンターレ時代に開幕2戦連続ゴールを達成していた大久保は、同4試合連続得点に向けて「(緊張感で)ガチガチになってもだめなので、楽しみながらやっている。3試合は終わったことなので、忘れて1試合1試合、勝てるようにやっている。前のことは忘れている」と平常心を強調した。

開幕からの連続ゴールに限らない場合、自身最長は4試合連続得点。清水戦では自身の記録に並べるかも注目される。

日本代表森保監督が前節FC東京戦を視察し、この日も大久保へ高評価のコメントを残した。日本代表復帰や、東京五輪オーバーエージ枠の選出も夢ではないほどの活躍だ。本人は「(高い評価は)非常にうれしい。ただ自分はチームで得点やアシスト、勝利につながるプレーができればいいと思っている」と、従来通りの無欲のプレーを貫く構えだ。

C大阪は開幕から1勝2敗で、最近2試合はいずれも3失点で逆転負け。エースは「ゴール前での集中力、以前に点を取っていた時の、ボールが来た時のわくわく感を(C大阪に復帰して)思い出してきた。シュート技術だったり、基本技術は50歳、60歳になろうが衰えることはない。球が来た時にどうリラックスして打てるか」と、あくまでゴールで勝利に貢献するつもりだ。【横田和幸】