女子サッカーのマイナビ仙台は11日、仙台市内の勾当台公園で行われた献花式に選手、スタッフ計40人が出席した。
未曽有の大災害が発生した午後2時46分には犠牲者に向けて黙とうをささげた。主将のFW浜田遥(28)は「震災から10年たったが、10年前の記憶は地震が起きたときから覚えています。多くの人がいろんな気持ちをかかえて今日という日を迎えたのを改めて感じました」と心境を語った。
浜田は前身の仙台レディース時代を含めるとチーム8季目。大阪出身だが、JFAアカデミー福島で中学2年時から高校卒業までの5年間を過ごし、東北は第2の故郷といえる。震災当時は「自分がサッカーをしていいのか分からなかった」と競技を続ける葛藤もあり、振り返れば「私自身できることはもっとあった」。それでもマイナビ仙台の一員として「仙台という地でサッカーをやらせてもらっているので、今まで以上に復興にかかわっていきたい」と力を込める。
戦いの舞台はなでしこリーグから、今年9月に開幕するWEリーグに移る。震災から10年の節目。「つらさ、苦しさを自分たちに取り除くことはできないかもしれないが、サッカーで諦めずに一生懸命戦う姿勢は必ず届くと思っています」。初代女王に向けてひた向きにプレーし、被災地へ明るい話題を発信する。【山田愛斗】