＜明治安田生命J1：鳥栖2－0柏＞◇第5節◇17日◇駅スタ

柏レイソルがサガン鳥栖に0－2で敗れ、3連敗となった。開幕から5試合を経て1勝4敗で、得点はわずか2点だけ。深刻な得点力不足に陥っているが、後半19分からMFマテウス・サヴィオが入り、攻撃のギアが上がった。マテウス・サヴィオは昨年8月の鹿島戦で右足を負傷し長期離脱。長いリハビリ生活を送り、最近、チームに合流したばかりだった。約7カ月ぶりのピッチに、マテウス・サヴィオは「まだ、フィジカルは100％ではないが、復帰した試合としては、思った以上にいいフィーリングで出場できた」と手ごたえを口にした。

ネルシーニョ監督も、マテウス・サヴィオが入って攻撃が改善されたことを挙げ「フィジカル的な要素が十分に積めていなくて、メディカルスタッフとも30分が限界だと話していた。これからまたシーズン進んでいく中で彼の登場が増えてくる。サヴィオは違いをつくれる選手で、攻守においてハードワークできる」と期待を寄せた。

この日は前半に攻守でアグレッシブさを欠いた。ハーフタイムでは指揮官が「ピッチの中でそれぞれの役割をしっかり責任を持ってやろう」と厳しい口調でゲキを飛ばした。ネルシーニョ監督は、前半の入りが悪かったことを振り返り「今は攻守においてハードワークしないと勝利は来ない」と巻き返しを誓った。