コロナで活動奪われた高校生へ 沼津がイベント開催

作品をバックに記念写真に納まる、左から沼津MF伊東、沼津西高の小川さん、FW伊藤

<明治安田生命J3:沼津1-0今治>◇第2節◇20日◇愛鷹

アスルクラロ沼津が、2年連続で開幕戦を勝利で飾った。ホームでFC今治に1-0で完封勝ち。

試合前イベントでは、沼津西高(静岡)の書道部によるパフォーマンスが行われた。

クラブは新型コロナウイルスの影響で活動機会を奪われた地元の高校生へ、日頃の成果を披露する場を提供。今回のイベント開催に至った。書道部員たちは、縦3メートル×横7メートルの用紙にクラブのスローガン「共越」と書き記した。作品を目の当たりにした元日本代表MF伊東輝悦(46)は「すごい。かっこいいですね」と拍手を送った。書き手を務めた小川裕貴さん(2年)は「活動の場を与えていただき、ありがたいです。全力で書きました」と、晴れやかな表情で話した。