C大阪、猛攻耐え今季初ドロー 監督は守備に合格点

湘南対C大阪 引き分けに終わりうなだれる、C大阪のMF坂元(右端)、DF瀬古らイレブン(撮影・足立雅史)

<明治安田生命J1:湘南0-0C大阪>◇第6節◇21日◇レモンS

セレッソ大阪が4連勝こそ逃したが、湘南ベルマーレの猛攻に耐えて0-0で今季初のドローに持ち込んだ。

敵地での強風と大雨に大苦戦。前半の失点危機を乗り越え、後半は何とか互角の勝負に持ち込んだ。U-24日本代表に選ばれたDF瀬古歩夢(20)は「こういった天候の中で、勝ち点1を取れたのはよかった」と前向き。相手を背負った場面でセンターバックの瀬古が競り負けず、球際の強さを発揮した。

レビークルピ監督も「(GKキム・ジンヒョン、DF西尾と瀬古の)3人はしっかりと、集中した守備をして(決定的な)ピンチはそこまで多くなかった」と合格点を出す。38歳FW大久保が5得点など攻撃力が目立つが、瀬古を中心に2試合連続無失点と守備も向上してきた。

東京五輪前の貴重なアルゼンチンとの2連戦へ、瀬古は「ビルドアップの質にこだわりたい。親善試合も久々なので、ピッチに立てば楽しんでサッカーがしたい」。初優勝を目指すC大阪と、金メダルを狙う日本のカギを握る存在だ。