清水FW後藤V弾、若手選手アピール JエリートL

後半42分、決勝点を挙げてチームメートと喜ぶ清水FW後藤(左)

<Jエリートリーグ:清水1-0水戸>◇グループA第1節◇22日◇静岡市・清水三保グラウンド

J1清水エスパルスは、J2水戸ホーリーホックを1-0で退けて白星発進した。FW後藤優介(27)が決勝ゴール。若手選手たちにとっても、貴重なアピールの場となった。

後半42分、MF石毛秀樹(26)が、ロングパスに反応して最終ラインの裏へ抜け出した。相手GKとボールを争い、こぼれ球を拾った後藤が左足でシュート。終了間際に先制点を奪った。「自分は何もしていない。秀樹が頑張ってくれたからこそ」と振り返った。

同リーグは、21歳以下の選手の出場機会を増やすことなどを目的に、今季から始まった。希望するJリーグの14クラブが参加。3グループに分かれてリーグ戦を行い、グループごとに順位を決定する。今年12月末日の時点で、満21歳以下の選手3人以上の試合登録が義務付けられており、若手にとって貴重な公式戦の舞台となる。

プロ2年目のDFノリエガ・エリック(19)は、最終ラインでフル出場。完封勝ちに貢献した。今季はこれまで、J1リーグ戦とルヴァン杯の出場はなし。「久々に90分間試合に出た。とても良いアピールの場になる」と開催を歓迎した。

チームはエリートリーグを有効活用して、若手発掘と選手層の底上げを図る。【古地真隆】