急激な短縮!川崎F節目までの試合数に見える近年の強さ

川崎F対鳥栖 決勝点を決めた川崎F・FW遠野はJ1通算300勝Tシャツをアピール(撮影・山崎安昭)

<明治安田生命J1:川崎F1-0鳥栖>◇第8節◇7日◇等々力

川崎フロンターレが7日のサガン鳥栖戦に1-0で勝利し、J1通算300勝を達成した。

ここまで18シーズンで重ねてきた試合数は583試合。300勝121分け162敗という内訳だ。

節目の勝利ごとに、勝敗数を見てみよう。

 

▼100勝(10年7月25日、京都戦)

214試合、100勝44分け70敗

▼200勝(16年7月13日、新潟戦)

424試合、200勝87分け137敗

▼300勝(21年4月7日、鳥栖戦)

583試合、300勝121分け162敗

 

初勝利から100勝まで214試合、101勝から200勝まで210試合と、いずれも試合数はほとんど変わらない。ところが、201勝から300勝までは159試合と、大幅に試合数を減らした。タイトルを獲得するようになった近年の川崎Fの強さは、数字でも見て取れる。

川崎Fにはもう1つ、早ければ5月にも到達する大きな記録がある。17年からチームを率いる鬼木達監督(46)は、鳥栖戦の勝利をもって監督通算92勝となった。節目の100勝まで残り8勝。昨季に続き、今季も川崎Fの記録から目が離せない。

ちなみに、鳥栖戦後の場内周回時に選手が着用した「300勝記念Tシャツ」は、12日までの期間限定で販売される。川崎Fは、勝機も“商機”も逃さない。【杉山理紗】