8戦4得点の仙台に起爆剤!韋駄天オッティが左サイドから新風吹かす

新加入会見に臨んだ仙台FWオッティ(ベガルタ仙台提供)

ガーナ出身の韋駄天(いだてん)アタッカーが攻撃陣に新風を吹き込む。

ポルトガル2部FCヴィゼラからJ1ベガルタ仙台に加入したFWエマヌエル・オッティ(24)が12日、オンラインで入団会見に臨み、「自分の全力を出してチームの役に立ちたい」と意気込んだ。

オッティは新型コロナウイルス感染防止措置による14日間の待機期間を経て10日にチームに合流。翌11日のホーム横浜戦はユアスタで観戦した。仙台は8試合4得点と苦しみ、攻撃の起爆剤として期待がかかるが「しっかり調整してフィットしたらコーチがメンバーに選んでくれると思う」。どの試合に照準を合わせていくかは現時点で未定。きたるデビュー戦に向けて準備を進めていく。

1月20日の加入内定発表から合流まで約3カ月の時間を要した。それまではポルトガルに滞在し、パーソナルトレーナーとともにトレーニングを続けてきた。

俊足が最大の持ち味で、ボールのあるなし問わず1対1の対応に自信を抱く。切れ味鋭いドリブルを軸にチャンスメークするスタイルが似ていることから、元ブラジル代表のバイエルン・ミュンヘンFWドウグラス・コスタがお気に入りの選手だ。左右両サイドでプレー可能だが「特に左の方が得意」と声を弾ませ、左サイドアタッカーとしての起用が想定される。

ガーナ、ポルトガル、デンマーク、インドネシアと4カ国でプレーしてきたオッティは背番号「29」を背負う。「ドリブルからアシストする形が一番好き」。得意のパターンからいくつもの好機を演出する。【山田愛斗】