<プレシーズンマッチ:新潟6-0ノジマ相模原>◇25日◇デンカビッグスワンスタジアム
9月に開幕するWEリーグに参戦する新潟レディースは新シーズン初戦となるプレシーズンマッチで、ノジマ相模原を相手に6ゴールをたたき込む圧勝でスタートを切った。今季、伊賀から移籍加入したFW道上彩花(26)は前半34分にヘッドでチーム初ゴールを決めると、同39分にもまたもヘッドで2点目を奪い、新戦力の猛アピールだった。チームは29日にアウェーで長野と対戦する。
背番号34が大きく見えた。前半34分、道上が新シーズンのチーム初ゴールを決めた。上尾野辺のCKを頭で合わせた。「セットプレーは自分の強みでもあるし、セットから点を取れたことは自分にとって大きな収穫だった」。伊賀からの移籍初戦で見せていた硬さが吹っ切れた。5分後。伊賀時代の後輩MF滝川結女(21)からの右サイドからのパスをまたしてもヘディングで合わせゴールネットを揺らした。
愛称は「ゴロリ」。NHK・Eテレ「つくってあそぼ」のゴロリに似ているとつけられた。滝川から「ゴロちゃんナイス!」と声をかけられると2人はハイタッチで喜んだ。道上は「前に進んで行くサッカーをお見せできたと思う。得点という形でチームに勢いを与えることができて良かった」と振り返った。その言葉通りに勢いのついたチームは得点ラッシュを見せた。
4-0とした後半29分。道上に代わって“エース”FW児野楓香(23)がピッチに入った。児野は途中出場からわずか10分後、相手GKがはじいたこぼれ球に詰めてゴールを決める。さらにロスタイムには、MF千野七海(22)のクロスを豪快に右足でゴールに蹴り込んでみせた。相手に許したシュートはわずか1本。攻守にわたる圧勝にも、今季から指揮を執る村松大介監督(43)は手放しでは喜んでいなかった。「いろいろな問題点や課題もあるので、みんなで共有しながら9月の開幕に向けて準備をしていきたい」と気を引き締める。スタメン争い激化が予想されるが「その日に選ばれた選手をレギュラーとし、チーム内で正しい競争させる。選手らの持ち味を生かせるように仕向けていきたい」と今後の方針も明かした。【飯嶋聡美】
◆WEリーグ サッカー女子プロリーグ。マイナビ仙台、三菱重工浦和、大宮、ちふれ埼玉、千葉、日テレ東京V、ノジマ相模原、長野、新潟、INAC神戸、広島の11クラブが参戦。「秋春制」で9月第2週に始まる。プレシーズン戦は6月19日まで各クラブ4試合ずつ戦う。