高校年代最高峰の高円宮杯U-18プレミアリーグEASTで、開幕6連勝と波に乗る首位の青森山田は23日、同5連勝中の2位清水ユースとの天王山を迎える。消化数は違えど両チームともに全勝。18試合制の7節目だが、早くも優勝を占う大一番になりそうだ。青森・むつ市出身の右サイドアタッカーMF藤森颯太(3年)が得意の突破から得点を演出し、無敗を守る。
因縁の相手だ。ちょうど3年前の18年5月。藤森が青森山田中3年時に出場した全日本U-15サッカー大会で、清水ジュニアユースに1次リーグ、決勝と2連敗した。決勝では0-0からのPK戦で4人目のキッカーを務め、チームで唯一PKを失敗。一方、相手はすべて成功し、準優勝に終わった。個人としては5試合7得点で大暴れも、あの悔しさは忘れていない。
気合十分だ。「中学のときに負けてきたエスパとの全勝対決で、負けられない気持ちが一番強い。青森山田は勝つことに意味があるチーム。勝ちにこだわりたい」。3年前の青森山田中メンバーにはDF三輪椋平、MF松木玖生(くりゅう)、宇野禅斗、田沢夢積(ゆづむ、いずれも3年)もおり、現在も主力でプレー。藤森は「リベンジではないが、いいイメージで終わる方がいい。自分の突破で勝利に貢献したい」と右サイドを積極果敢に駆ける。
青森山田は18年の鹿島ユースと並び、プレミアEAST記録の開幕6連勝を達成。黒田剛監督(50)は「記録を更新させたい気持ちはあるが、エスパルスは前節延期で体力的にフレッシュ。対山田対策を2週間やっていると思うし、簡単にいかない。1点勝負、かなり拮抗(きっこう)したゲームを覚悟している」。高体連(部活)の常勝軍団が、首位攻防第1ラウンドを制し、新記録を打ち立てる。【山田愛斗】