神戸イニエスタ今季初先発も敗戦「感覚良くプレーできている部分は多い」

浦和神戸 前半、浦和岩波(左)を振り切る神戸イニエスタ(撮影・中島郁夫)

<明治安田生命J1:浦和2-0神戸>◇第15節◇22日◇埼玉

ヴィッセル神戸MFアンドレス・イニエスタ(37)が今季初先発を果たすも、勝利で飾ることはできなかった。

終始存在感を放っていた。前半9分フリーキックの場面。キッカーのイニエスタはDFトーマス・フェルマーレン(35)の裏への動きに合わせ、芸術的な浮き球を供給。さらに前半26分には、走りだしたFWリンコン(20)へぴたりと合わせるフライパス。攻撃の起点となった。得点機を何度も演出しながら得点へつながらなかったのは「ラストパスの精彩を欠いた」からと分析し、さらなる向上を図る。

昨年11月15日湘南ベルマーレ戦以来の90分フル出場には「本来のコンディションに戻っていくためにはいい試合であった。感覚良くプレーできている部分は多い」と負傷部位に問題はない様子だ。