静岡学園4年ぶり7度目V 川谷弾、松永弾で2点差追いつきPK戦6対5

4年ぶり7度目の優勝を飾った静岡学園イレブンは、トロフィーを持つ生嶋主将(中央手前)と一緒に、喜びを爆発させる

<高校総体サッカー静岡大会:静岡学園3(PK6-5)3清水東>◇男子決勝◇6日◇袋井・エコパスタジアム

男子は静岡学園(U-18プリンスリーグ東海)がPK戦の末、6-5で清水東(中部1位)に競り勝ち、4年ぶり7度目の優勝を飾った。2点を追う後半にFW川谷凪(なぎ、3年)とMF松永颯汰(3年)のゴールで同点。PK戦では主将のGK生嶋健太郎(3年)が2本セーブして栄冠をつかみ取った。

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静岡学園が攻め抜いて、頂点に立った。PK戦でGK生嶋が相手7人目のシュートをストップ。後攻のMF清水和馬(3年)が決めると、歓喜の瞬間を全員で迎えた。ベンチメンバーもピッチに飛び出し、ガッツポーズ。2点差を追いつく劇的な勝利に、川口修監督(47)は「よく勝ちきった」と目を細めた。

今季1番の苦境を乗り越えた。後半9分に失点し、1-3。絶望的なスコアにも諦めなかった。FW川谷は「勝ってきた自信がある」。同25分に右足ボレーで1点差とすると、3分後にはMF松永が右足ミドルを左サイドネットに突き刺し、同点とした。「正直焦ったけれど、一丸で戦えた」。今季はプリンスリーグ東海で開幕から6戦全勝。2月の新人戦も含めると、無傷の18連勝で県2冠目と全国切符をつかんだ。

この日は背番号10のFW古川陽介(3年)がケガで欠場。浜松開誠館との準決勝でベンチスタートだった川谷は「僕が1発やってやろうと思った」。チームのピンチにも動じなかった。選手層の厚さも今年の強み。勝つことで成長し、勝ちきる強さもついてきた。指揮官は「夏の全国大会を経験できることで、成長につながる」。目標は全国総体初制覇。激戦の静岡を勝ち抜いた別格の強さで、県勢25年ぶりの優勝を狙う。【神谷亮磨】