名古屋が三菱自動車水島に圧勝 リーグ戦で出番少ない若手が躍動5得点

天皇杯2回戦 名古屋対三菱水島FC 後半、チーム4点目のゴールを決め喜ぶ名古屋石田(撮影・森本幸一)

<天皇杯:名古屋5-0三菱自動車水島>◇9日◇2回戦◇岐阜・長良川

名古屋グランパスが若手の活躍で三菱自動車水島FCに圧勝した。

前半36分にDF藤井陽也(はるや、20)が先制ゴール。その後も得点を重ね、後半44分には途中出場のMF石田凌太郎(19)もプロ初ゴールを決めて5-0と危なげなく勝利した。

リーグ戦では出番が少ない若手にとって、アピールする貴重な場でもあった。石田は「ワンチャンスを仕留められたのは自分にとって自信になる。(U-24日本代表の)相馬くんがいないからだと思うが、チャンスをもらった時にどう出せるか。自分の長所、強み、相手の嫌がるプレーを出せたらと思う」。

藤井も「若い選手が活躍すれば、チームにも刺激になる。守備はもちろんだが、得点という部分でもチームを助けたい」。マッシモ・フィッカデンティ監督(53)は「非常にポジティブな要素をものにできるかどうか。彼らのために幸せな気分です」と新戦力の強烈なアピールを喜んだ。