<全国高校総体・サッカー:青森山田8-0丸岡>◇18日◇男子3回戦◇35分ハーフ◇テクノポート福井総合公園スタジアムほか
優勝候補の青森山田が2戦連続の8発で、丸岡(福井)に8-0で完勝し8強を決めた。
エースストライカーのFW名須川真光(まさき、3年)が開幕から3戦連発。2トップを組むFW渡辺星来(せら、3年)の大会初ゴールなど、途中出場を含む8人が得点を挙げた。3戦連続完封に加え、初戦に続く2度目の被シュート0も達成。連戦となる19日の準々決勝は東山(京都)と対戦する。
背番号「9」がまたしても光り輝いた。1-0の前半24分、名須川は渡辺のアシストから迷わずシュート。「ゴール前にいようと思ったら、(渡辺)星来がこっちにパスしてくれて流し込むだけだった」。ネットを揺らすと、丸岡のGK、DFが悔しい表情を浮かべ、天を仰ぐ。チームを勢いづける2点目。相手に与えたダメージは大きかった。ポストプレーでも存在感を発揮し、前半を5-0で折り返す原動力になり、後半8分にお役御免となった。
「ナスカワデー」だ。名須川が3戦連発を決めた18日は、キックボクシング界の“神童”こと那須川天心の23歳の誕生日。「名」と「那」で漢字こそ違うが、同姓の格闘家から刺激を受けている。「(昨年)大みそかの試合も見ましたし、自分も天心選手のように常に挑戦していきたいです」という貪欲な姿勢が、ゴールにつながった。
慢心は一切ない。2回戦で初芝橋本(和歌山)を8-0で破った16日夜のミーティングで、大差で勝ったチームは次の試合で負けているという話が出て、全員で気持ちを引き締め直した。そして、再びの8発完勝。名須川は「今、山田で1番得点を取っているのは自分ですが、てんぐには絶対ならず、これからもチームのために戦いたい」。3試合で19得点無失点と無双状態の青森山田には、“謙虚”な点取り屋がいる。【山田愛斗】