札幌逆転で2年ぶり4強逃す「勝たせてあげられなかった」監督悔い

東京対札幌 後半、必死の形相で指示を出す札幌ペトロビッチ監督(奥)(撮影・浅見桂子)

<YBCルヴァン杯:東京2-0札幌>◇準々決勝◇5日◇レモンS

コンサドーレ札幌は東京に0-2で敗れ、2戦合計2-3で2年ぶりの4強入りを逃した。前半20分にFKで先制を許し、後半23分に2点目を献上。終了間際に相手の退場で数的優位に立ったが、得点を奪えなかった。ホームで先勝したアドバンテージをいかせず、準優勝した19年以来の準決勝進出はならなかった。

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札幌は1点が遠かった。試合後、もともとは1番手で会見に登場予定のペトロビッチ監督(63)は、東京長谷川監督、両チーム各2選手が終わって最後にインタビューに応じた。試合終了から1時間近く経過してから登場すると、沈んだ表情で言葉を並べた。「全てを出し尽くして戦った選手たちが報われないのは監督として残念。勝たせてあげられなかったのは監督として悔しい」と話した。

「自分たちは攻撃を売りにしている。得点できなかったことが残念」。主将のMF宮沢が言うとおり、攻める姿勢を見せるも、昨年覇者にはばまれた。2点をリードされても1点取り返せば、延長戦に持ち込めた。後半43分に相手が1人退場し、数的優位に立った。同45分、DF柳のシュートはクロスバー直撃。1日のホームでの第1戦で逆転勝ちしたように諦めなかったがゴールを奪えず、クラブ初のルヴァン杯獲得の挑戦は終わった。

ベンチに戻るとうなだれていた。福森は負傷により前半24分で退いた。相手との接触後、右膝付近を気にするそぶりを見せていた。セットプレーではキッカーを務め、ホームで決めた2点ともに起点となっていた。MFルーカス・フェルナンデスやFW菅が代わりに蹴った。CKは相手1本に対し14本。FKも13本あったが、ゴールにはつながらなかった。

FW小柏、MFチャナティップ、青木、深井が離脱中。福森についても指揮官は「そんなに軽いケガではないという報告を受けている」。故障者が多い厳しいチーム状況だ。ホームから中3日。同じ11人が先発した。39歳のFWジェイも2試合ほぼフルでプレーした。「いるメンバーでしっかりベストを尽くして結果を出さないといけない」と宮沢。今季残り12試合のリーグ戦に全力で集中し、上位浮上を狙っていくしかない。【保坂果那】