元日の風物詩となっているサッカー天皇杯決勝が、12月19日に東京・国立競技場で行われることになった。日本サッカー協会が9日、発表した。準決勝は12月12日に行われる。
もともと12月には国内でクラブW杯が開催される予定だったが、日本協会は国際サッカー連盟(FIFA)と協議し、コロナ禍の難しさから日本開催を返上した。来年1月にW杯アジア最終予選が入ったことも背景にあり、天皇杯の日程が前倒しされることになった。理事会後、メディアに対応した須原専務理事は「選手のコンディショニング、クラブにも配慮しないといけない」。翌シーズンまでのオフ期間が短いことが課題となっていただけに、選手ファーストに則った。
一方で、元日に地上波で放送されていた天皇杯決勝はライト層の観戦者も多く、正月文化の1つとしてお茶の間にも定着していた。新規ファンの獲得にも大きく貢献するイベントでもあり、同専務理事は「決勝は元日がふさわしいと日本協会は現在も考えている。今後、中長期的に検討を続けたい」。次回以降は、選手のコンディションに配慮しつつ、元日に戻すことも選択肢に調整していく。【岡崎悠利】