鹿島町田浩樹「今は100%で試合に」負傷明けからの復調アピール

鹿島DF町田浩樹(2021年8月15日撮影)

鹿島アントラーズのDF町田浩樹(24)が16日、ガンバ大阪戦(18日、カシマスタジアム)に向けたオンライン取材で「100%」と負傷明けからの復調をアピールした。

東京五輪代表だった町田は、左太ももの違和感で5日のルヴァン杯・名古屋グランパス戦と11日のリーグ・アビスパ福岡戦を欠場していた。だが、練習を再開しており、「今は100%で試合に行ける」と自信を口にした。

チームは9月に入り公式戦3連敗中。欠場していた間、スタンドから試合を俯瞰(ふかん)して見ることができた。「ここ数試合は守備でうまくいってなかった。チームとして1人1人がやろうという意思はあるがバラバラになっていたり。そこは修正して今週の試合に挑みたい」と話す。

G大阪はFWパトリックの高さを生かした攻撃と、鋭いカウンターが武器だ。町田は東京五輪代表として、親善試合を含め世界を相手にする経験を積んだ。代表期間中は、海外組と練習を重ね刺激も受けたという。「練習で世界レベル、基準を身に染みて感じましたし。その基準を自分の中で下げないようにと鹿島でも練習、試合はしています。空中戦のところは今は、世界でも通用する部分であった。そこは継続してやっていきたい」と手ごたえを口にする。

カシマスタジアムは直近2試合、茨城県独自の緊急事態宣言の下、無観客で開催されていた。だが、G大阪戦からは、ワクチン接種の証明書(ワクチン2回目接種後2週間経過の証明)、または1週間以内のPCR検査、抗原検査の陰性証明書で県外からの観客も観戦可能になった。有観客での試合に、町田は「苦しい状況の時に後押ししてくれるのがサポーターの存在。条件付きであれ、観客、サポーターが入ってくれることで選手としてもプレーしやすくなる」と歓迎した。