川崎F知念慶「余力を残さず出し切ろうと走りきった」劇的弾で勝ち点3

川崎F対湘南 逆転勝利に喜び合う川崎Fの選手たち(撮影・垰建太)

<明治安田生命J1:川崎F2-1湘南>◇第30節◇26日◇等々力

川崎フロンターレはFW知念慶(26)の後半ロスタイムのゴールで、湘南ベルマーレに逆転勝ちした。

前半に失点したが、後半21分にFW旗手のヘディング弾で同点に。先発した知念は後半ロスタイム4分、右サイドのMF家長からのクロスを頭で押し込んだ。

実は後半25分頃から脚をつっていた。「交代枠を使い切っちゃったので、余力を残さず出し切ろうと走りきったことが、得点につながってよかったです」。ゴール直後は顔をしかめて倒れ込み、MF脇坂やDF登里につった脚を伸ばしてもらう一幕もあった。

試合後は「最後の余力を全部使って、ジャンプしたゴール。痛さとうれしさでわけわかんない感じになりました」と、歓喜の瞬間を振り返った。