川崎F家長昭博「自分が引っ張らないと」PK失敗も左足弾 逆転勝ち貢献

川崎対神戸 後半、PKを外す川崎家長(撮影・横山健太)

<明治安田生命J1:川崎F3-1神戸>◇第28節◇29日◇等々力

川崎フロンターレMF家長昭博が、自らのPK失敗を取り返すゴールで逆転勝ちに貢献した。

1点を追う後半9分、味方の獲得したPKを狙ったが左ポストに直撃。その後FWレアンドロ・ダミアンのPKとオウンゴールで2-1と勝ち越して迎えた後半40分、エリア内左でパスを受けると、中央に切り込み左足で逆サイドを打ち抜いた。

前日の練習後に1人残り、同角度からのシュートを練習していた。「優勝するにあたって、自分が引っ張らないと。ゴールやアシストがもっと必要。練習していた角度でしっかり打てて、練習はうそをつかないと思った」。フィールドプレーヤーではチーム最年長の35歳。優勝へ突き進む川崎Fには、努力を怠らない、頼れるベテランがいる。