FC東京 オリヴェイラは家族との時間が「大切なもの」/Jリーガーの1日

東京ディエゴ・オリヴェイラ(中央)(2021年6月27日撮影)

<Jリーガーの1日:FC東京(10)ディエゴ・オリヴェイラ>

子どもたちのあこがれの職業の1つでもあるプロサッカー選手。

試合ではピッチで迫力あるプレー見せ、サポーターの心をつかむ。そんな一流選手たちは、どんな1日を過ごしているの? 練習以外の時間はなにをしているの? そんな素朴な疑問を、J1のFC東京の選手たちへぶつけた。「Jリーガーの1日」と題して、選手たちの日常を追った。第10回はFWディエゴ・オリヴェイラ(31)。

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エースFWオリヴェイラは練習を終えてクラブハウスを出ると、妻とともに幼稚園に子どもを迎えに行く。午前練習の際は家族と昼食をとり、昼寝から起きた子どもとボールを蹴って遊ぶ時間も。家族との時間を「もっとも大切なものです」と話した。

チームにはFWレアンドロやFWアダイウトンら、同じブラジル人選手も複数人いる。以前であればホームパーティーを開くなどして親睦を深めた。柏時代にチームメートだったFWクリスティアーノ(現柏)が遊びに来ることもあったが、コロナ禍でそれもできなくなった。ただ「もともとインドア派だし家族と過ごすことが多かったので、コロナ禍になる前後でそれほど変わったことはない」という。

日本に来て6年目。「住みやすいし、日本人はいろんな人に対して尊敬の気持ちを持っているし、優しい」と印象を語った。食事は現在もブラジルの豆料理などが中心だといい「日本のものを食べるというのはそれほどない。ただ、来日してすぐのときとは違って、食べたいものも手に入るので問題ない」と笑った。

外国人助っ人という立場だが、家族を何度も呼ぶほど、日本への愛着を持っている。「できるだけ長く日本でプレーしたい。遠くない将来に引退をすることになると思うけど、日本で、選手としてのキャリアをまっとうしたいと思っている」と、自身のサッカー人生をJリーグで過ごしたいという希望も口にした。【岡崎悠利】

 

◆ディエゴ・オリヴェイラ 1990年(平2)6月22日、ブラジル・パラナ州クリチバ出身。ポジションはFW。08年にパラナでプロデビュー。16年1月に柏へ加入し来日。18年に東京に期限付き移籍し、長崎戦でハットトリックを決めるなど活躍。12月に完全移籍が決まった。得意なテレビゲームはマリオカート。好きな食べ物はシュラスコ。179センチ、80キロ。