<全国高校サッカー新潟大会:北越1(PK5-3)1上越>◇準決勝◇3日◇五十公野公園陸上競技場
北越は1-1で上越とPK戦にもつれ込む接戦を演じ、PK戦5-3で勝った。GK内田智也(2年)が1人目のキッカーMF家塚成輝(3年)のPKを好判断で止めた。決勝は7日にデンカビッグスワンスタジアムで行われる。
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北越のGK内田はキックの弾道を読み切った。上越の1人目。MF家塚のPKだった。右方向に跳ぶつもりだったが、とっさに全身を左に投げ出した。「チラッチラッと相手は左を見ていた。最初はフェイクだと思ったけれど、最後にまたチラッと左を見た」。好判断でシュートを止めた。芝生から立ち上がるとグローブをつけた両手を握り締めながら雄たけびをあげた。
「PKには結構、自信があった。1人止めて、勝ったと思った」と内田は声を弾ませた。荒瀬陽介監督(32)もPK戦に入る前から緊張とは無縁の姿勢を貫く背番号1に勝利を予感していた。「PK戦になって、楽しそうにしていた。やってくれるんじゃないかと思っていた」。指揮官の予測は当たった。
昨年の準決勝は全国選手権4強の帝京長岡に0-0のPK戦で敗れていた。以後、PK練習をトレーニングの中に組み込んできた。先輩の悔しさを知る内田は「キッカーがうまくなっている」と成長した仲間を信じ、PKを止めることだけに専念した。決勝は、その帝京長岡にリベンジするチャンス。「失点0でチームを勝たせる」と決勝は試合の流れの中でゴールを割らせない決意だった。【涌井幹雄】