小野伸二が説く発想の重要性、宮本恒靖氏「パス交換で球を浮かしてもいい」

宮本氏、小野(左から)がJリーグ、日本代表、欧州CLまで幅広い分野で本音トークを繰り広げた

元日本代表DFで主将も務めた宮本恒靖氏(44)とJ1札幌MF小野伸二(42)が20日、東京・江東区内で、来年1月24日より3回にわたりWOWOWオンデマンドで配信される特番「宮本恒靖×小野伸二スペシャル対談~世界を知る男たち 最先端の欧州と日本の未来~」を収録した。

収録時の会話で小野が最近、サッカーをする子供たちの姿を見て「教えすぎないことの必要性」を強調。例えば向き合ってのパス練習でも、ゴロのパス交換を指導する指導者が多いと指摘し、ゴロや浮き球を問わず発想の重要性を説いた。収録後の囲み取材でG大阪で指導経験がある宮本氏は「(小野)伸二との会話は有意義でした。特に子供たちのパス交換の時の発想というか、ボールを浮かしてもいいじゃないかと。(パスはゴロと)凝り固まってしまっている部分があるので、そういうことを聞けてよかった。自由な発想を持った選手がのびのびプレーできる環境が大事で、伝えすぎず考えさせることが必要」と話した。