阪南大・須佐氏、最後の指揮でV逃すも胴上げされ晴れやか「涙も出ない」

駒大に敗れるも、花束を手に笑顔を見せる阪南大・須佐氏(撮影・横山健太)

<全日本大学サッカー選手権:駒大3-2阪南大>◇決勝◇25日◇NACK

阪南大はFW松原の鮮やかなボレーシュートで先制するなど先手を取ったが、リードを守れず初優勝を逃した。

川崎FのMF脇坂らを指導した元監督(9月に退任)で副顧問の須佐氏は、今大会が最後の指揮だった。ゲーム主将のMF江口は「詰めの部分で甘さが出た。監督が最後で優勝して終わりたかった」と悔やんだ。最後、選手に胴上げされた須佐氏は「学生の気持ちがうれしかった。涙も出ない」と晴れやかだった。