1勝遠い浦和関根「信じて、やってること貫く」馬渡「個というより組織の強さを」内容には手応え

川崎対浦和 前半、浦和岩波の先制ゴールを喜ぶロドリゲス監督(右端)ら(撮影・野上伸悟)

<明治安田生命J1:川崎F2-1浦和>◇第10節◇2日◇等々力

浦和レッズが川崎フロンターレに逆転負けし、連敗を喫した。リーグ4試合を終えて1分け3敗と、初白星が遠い。

試合内容に結果だけが付いてこない。MF関根貴大(26)は「今までもこういう勝てない時期はあったが、一番違うのは内容がいいというところ。信じて、自分たちがやってることを貫き通せばいいとは、今思っています」と力を込めた。

この日も前半は終始浦和ペースでボールを回した。前半33分に、DF馬渡和彰(30)の右サイドのフリーキックに、ニアにいたDF岩波がヘディングで合わせ先制ゴールを決めた。しかし後半17分に同点に追い付かれると、その2分後に連続ゴールを許しわずかな間に逆転された。

馬渡も内容に手応えを感じる一方で、チームとしてより団結する必要性を口にした。「やってるサッカー、内容は悲観するものではないと感じている。もっと団結力というか、勝利するためのまとまり、流れが悪い時にはね返す、いい時に畳み掛ける、個というより組織の強さはもう少し高めていかないといけない」。次戦は中3日で6日のホーム湘南ベルマーレ戦。自分たちのサッカーを信じてプレーする。【磯綾乃】