G大阪GK石川慧終了間際の痛恨ミスで川崎Fとドロー「この経験挽回できるかどうか」片野坂監督

G大阪対川崎F 後半ロスタイム、同点ゴールを決めた川崎Fのレアンドロ・ダミアン(左)はミスをしたG大阪石川を慰める、右はG大阪柳沢

<明治安田生命J1:G大阪2-2川崎F>◇第3節◇6日◇パナソニックスタジアム吹田

ガンバ大阪が終了間際の痛恨ミスで、王者川崎Fから3年ぶり勝利を逃した。

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勝利目前の後半ロスタイム5分。負傷離脱中の正GK東口の代役として開幕からゴールを守り続ける29歳石川が、前線にフィードしようとボールを置いた。するすると後方から近づいた川崎FのFW小林にボールをつつかれ、FWレアンドロ・ダミアンに無人のゴールへ流し込まれた。石川はしばらく立ち上がれなかった。

片野坂監督は試合後すぐ石川に言葉をかけた。「彼に伝えたのは、この経験を挽回できるかどうかだ。ここから立ち上がってガンバのために奮い立たせてやることが大事だ」。前半に山本の右足ボレー、後半には小野瀬がミドル弾を決め、リーグ戦では19年3月以来の勝利へあと1歩だった。小野瀬は「チームとしては成長している」と語り、片野坂監督も「誰1人、石川を責めることはない。我々は先に進む」。王者を追い詰めた経験を、今後の糧にする。【益子浩一】

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