【磐田】守備崩壊でリーグ3戦ぶり黒星「ふがいない試合をしてしまい、申し訳ない」伊藤監督

浦和対磐田 前半、プレスをかける磐田遠藤(撮影・野上伸悟)

<明治安田生命J1:浦和4-1磐田>◇第5節◇19日◇埼玉

ジュビロ磐田はアウェーで浦和レッズに1-4で敗れ、リーグ3戦ぶりの黒星を喫した。今季最多失点と守備が崩壊。伊藤彰監督(49)は「ふがいない試合をしてしまい、ファンやサポーターに申し訳ない」と頭を下げた。

序盤の失点が重くのしかかった。前半8分に先制を許すと、同11分。最終ラインでボールを奪われた流れから、追加点を許した。1-3で迎えた後半3分には、浦和MFダヴィド・モーベルグ(27)を3人で囲みながらも止められず、決定的な4点目を献上。指揮官は「気をつけなければならない、前後半の立ち上がりで計3失点したことが全て」。選手交代などで状況打開を図ったが、最後まで好転はしなかった。

それでも、MF鈴木雄斗(28)がリーグ単独トップとなる今季4点目をマーク。前半14分にFKから頭でネットを揺らした。「最後(のシュート)を丁寧に集中するということは、意識して練習している。結果に表れていることは自信になる」。GK三浦龍輝(29)も好セーブを連発するなど、わずかな光明はあった。

今季は1勝2分け2敗。次節は来月2日にアウェーで柏と対する。鈴木は「後ろ(守備陣)を救うような働きをしたい」。惨敗のショックから立ち直るために、勝利だけを目指す。