【山形】痛恨レッドカードから失点 仙台とのみちのくダービー敗れ、ホーム開幕戦飾れず

山形対仙台 前半31分、MF加藤が同点弾を決め、歓喜する山形イレブン(撮影・濱本神威)

<明治安田生命J2:山形2-3仙台>◇第5節◇20日◇NDソフトスタジアム山形

山形が仙台に2-3で敗れ、ホーム開幕戦を白星で飾ることができなかった。

前半21分、仙台に先制点を奪われるも同31分、MF国分伸太郎(27)のクロスにMF加藤大樹(29)が左足を合わせて同点。試合を振り出しに戻した。後半7分には再び仙台にリードを許したが、その2分後、相手GKが取りこぼしたボールをFW藤本佳希(28)が押し込み再び同点。仙台に食らいついた。

同19分、自陣ペナルティーエリア手前でDF木村誠二(20)が痛恨のレッドカード。そのフリーキックを決められ、そのまま逃げ切られた。ピーター・クラモフスキー監督(43)は「(レッドカードの)判定でゲームが変わってしまった。選手たちは自分たちがやろうとしているフットボールを100%やってくれた」と選手たちをたたえた。

7年ぶりの仙台との「みちのくダービ-」は痛い敗戦。7年前のダービ-も経験しているDF山田拓巳主将(32)は「僕たち以上にサポーターのみなさんの方が悔しい思いが強いかもしれない。まだまだ自分たちの力が足りないと、あらためて実感した試合でした」と、サポーターに勝利を届けられなかったことを悔やんだ。【濱本神威】