高円宮杯U-18サッカープレミアリーグが、2日に開幕する。高校年代最高峰の同リーグは、東西各12チームに分かれてホームアンドアウェーのリーグ戦で争う。WEST(西地区)所属の清水ユースと磐田U-18は、今季からクラブOBが監督に就任。清水ユースの沢登正朗監督(52)は「戦う集団」を目指して強化してきた。磐田U-18の前田遼一監督(40)は攻撃的なスタイルを構築。元日本代表の指揮官2人が、リーグ制覇を目指してチームを束ねる。
磐田U-18の前田監督は、自身の経験をチームに落とし込む。現役時代は2度のJ1得点王に輝くなど、絶対的エースとして活躍。ゴールを奪うための技術や戦術は、体に染み付いている。昨年はコーチとして指導し、今季から監督に就任。「ボールを大事にしながら攻めるアグレッシブなサッカー」を理想に掲げた。
選手には、複数のポジションをこなすことを求めている。不慣れな位置でも、個々の能力を発揮しながらチームに貢献させることが目的の1つだ。U-17日本代表ではFWを務めているMF後藤啓介(2年)をボランチで起用するプランも明かした。「全選手にいろんなポジションをやらせたい」と強調。トップチーム昇格を目標に掲げている後藤に対しても、「得点に絡む仕事をして、チームを引っ張っていってほしい」と期待する。
3日の開幕戦では、アウェーで広島ユースと対する。監督として迎える初陣は、昨季のWEST王者が相手。9日の第2節は、清水ユースと戦う「静岡ダービー」だ。指揮官は「頑張ります」と、少ない言葉に闘志を込めた。まずは難敵広島ユースを破り、ライバルとの一戦に弾みをつける。