【浦和】数的不利陥りドロー、ロドリゲス監督「どうしていくか考えないと」9戦で3戦目の退場者

浦和対清水 後半、危険なプレーで2枚目の警告を受け退場となる浦和伊藤(右)(撮影・野上伸悟)

<明治安田生命J1:浦和1-1清水>◇第7節◇6日◇埼玉

浦和レッズはまたしても勝ちきることが出来ず、2戦連続の引き分けとなった。

前半33分にMF江坂がPKを決めて先制するも、後半開始直後にMF伊藤がこの日2枚目の警告で退場。数的不利から同点に追い付かれた。

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ここまでリーグ9試合を終えて、3試合目の退場者となった。リカルド・ロドリゲス監督(48)は「今年はこういった退場で難しい展開になることは多い」と悩ましげだった。

ハーフタイムには、前半に警告を受けていた伊藤の交代も頭をよぎったという。「彼を変える選択肢は考えた。今回の試合結果が勝ちを逃す状況になるなら、1人少なくなった状況だと思っていた」。それでも伊藤が持つ高さや能力を考えた上で、後半もピッチに送り出す選択をした。

1人少ない10人になった後も、狙っていたのは勝利。同点に追い付かれた後の後半36分には、MF関根、明本を投入した。「関根、明本には、この交代は勝ちに行くための交代であると送り出した」。狙い通り終盤にもチャンスをつくったが、勝ち越しには結び付かなかった。

いい流れを作りながら、不利な状況となってしまっただけに「退場するということが頻繁に起こっているので、今後どうしていくか考えないといけない」と話した。