青森山田4発圧勝 FW武田陸来が今大会初ゴール含む2発「空中戦は1つの持ち味です」

後半10分、青森山田FW武田(左)は空中戦を制しゴールを狙うも、ボールは枠外

<東北高校サッカー:青森山田4-1尚志>◇19日◇男子・準決勝◇35分ハーフ◇遠野運動公園多目的広場

青森山田(青森1位)は尚志(福島1位)を4-1と圧倒。FW武田陸来(3年)が今大会初ゴールを含む2得点でチームを勢いづけた。

青森山田が空中戦を制した。前半2分、FKからのゴール前のこぼれ球を武田が右足で押し込み、先制点。勢いに乗ったチームは、同12分にMF小野理竜(りろ=3年)、同37分に武田、後半22分にFW米谷壮史(2年)の3連続ヘディングシュートでゴールネットを揺らした。ゴール前だけでなく、ゴールキックの競り合いでも存在感を見せた武田は「ジャンプ力には自信があります。攻撃の起点になったり、ゴールにつなげたりできていると思う。空中戦は1つの持ち味です」と語った。

同校の東北大会優勝は17年が最後。指揮を執った正木昌宣コーチは「東北では王者でいる必要がある。東北では絶対負けられないというプライドも持ってきていますので、決勝の相手がどちらであっても青森山田らしくハードワークしたいです」と意気込んだ。東北の頂点は誰にも譲らない。