【清水】今季初連勝逃す 敵地でC大阪に先制も後半追いつかれ24年ぶり白星ならず

C大阪対清水 後半、C大阪舩木に同点ゴールを決められる清水権田(左)(撮影・和賀正仁)

<明治安田生命J1:C大阪1-1清水>◇第18節◇26日◇ヨドコウ

J1清水エスパルスが、またも今季初の連勝を逃した。アウェーでセレッソ大阪に1-1の引き分け。1998年8月の勝利を最後に、17戦勝ちなし(3分け14敗)の敵地で、また白星を奪えなかった。

0-0の前半35分、右サイドでボールを受けたMF西沢健太(25)が、右クロス。相手GKとDFラインの間に速く鋭いボールを送ると、これがC大阪DFマテイ・ヨニッチ(31)のオウンゴールを誘発。押し込まれる展開の中、前半はシュート0本で先制に成功した。

“思わぬ形”で貴重な1点が舞い込んだが、最後まで耐えることはできなかった。後半に入っても守勢の時間帯が続き、同31分だった。CKを頭で合わされると、シュートは日本代表GK権田修一(33)が懸命に伸ばした手の横を抜け、同点弾となった。

終盤の同42分、途中出場のFWディサロ燦シルヴァーノ(26)が決定機を迎えたが、シュートは枠の外。勝ち越しのチャンスをものにできず、試合終了の笛が鳴った。7月2日の次節は、クラブ創設30周年記念試合。国立競技場(東京)で横浜と対する。負けなかったことをメモリアルマッチにつなげたい。