勝ち点28で12位アビスパ福岡の長谷部茂利監督(51)が、信念をブラさず残留へ導く!
ガンバ大阪に、痛恨の後半ロスタイムでの失点で敗れてから一夜明けた1日。練習後、前回対戦で0-1で敗れた相手を、中2日で迎える3日ホーム名古屋グランパス戦に向けてオンラインで取材対応をした。
今夏復帰の元日本代表FW永井謙佑(33)らの加入で攻撃力が増した相手に対しては「ここ最近のメンツで行くと、新加入の選手たちを生かす形を取っていると思う」と分析した。
それでも、相手どうこうではない。「できないことを要求するよりも、できることを高いところで推移できるようにプレーさせたい。多くのことを望むのではなく、持ってる力で勝負をしないといけない」という信念を貫く覚悟。
前線からプレッシャーをかけるなどして、堅守からのカウンターを仕掛けるスタイルは変えるつもりはない。
ただ、前日8月31日は、シーズン当初からブレずに続けるスタイルが不発で、G大阪に0-1の敗戦。6試合連続勝ちなし(2分け4敗)で、残留争いからも抜け出せなかった。しかも、5試合連続失点(計10失点)の中で、リーグワースト19得点という厳しい現実を突きつけられている。
それでも、長谷部監督は「自分たちのいいところを出せるようにして、同じミスをしないように改善したい。自分たちの一番いい形を取れるようにしたい」と前を向く。相手から研究される中で、いたってシンプルな堅守速攻を、限られた戦力でいかに向上させられるのか。
J2との入れ替え戦に回る16位湘南ベルマーレとは勝ち点2差、J2自動降格圏17位ヴィッセル神戸とも勝ち点4差の大混戦の中で、残り7戦。「勝ち点を取れるのがいい監督」の理念を持つ指揮官の真価が問われる時が来た。