【仙台】声出し応援復活も、今季最長4連敗で4位に停滞 残り8戦、J1昇格争いに舞い戻れるか

後半、仙台FW中山(中央)はヒールキックでゴールを狙うも、相手GKに阻まれ唇をかむ

<明治安田生命J2:仙台1-2水戸>◇第34節◇3日◇ユアテックスタジアム仙台

J2ベガルタ仙台のホーム・ユアスタに声出し応援が帰ってきた。収容率を50%に制限して実現した声出し応援は、ホームでは924日ぶり。たまった鬱憤(うっぷん)を晴らすように仙台サポーターの大声援がスタジアムを埋め尽くしたが声援むなしく、チームは水戸ホーリーホックに1-2で敗れ、今季最長の4連敗を喫した。

一瞬の隙を突かれた。前半28分、中央でボールを奪われ、ショートカウンターで先制を許した。このワンプレーから主導権を握られると、前半はシュートが仙台5本に対して水戸は10本と攻守で優位に立たれた。

後半はホームの大声援に押され、何度も決定機を演出。後半2分、相手ペナルティーエリア内での混戦の中、FW中山仁斗(30)が左足のヒールキック。水戸DFの裏をついたが、GK山口瑠伊(24)の好セーブに阻まれた。0-2の後半37分、仙台がPKを獲得。FW中山が決め、キャリア最多タイの13ゴール目を挙げたがそれまで。猛追及ばず、振り切られた。原崎政人監督(48)は「我々らしいサッカーができなかった中で、彼らの持っているものを示してくれた」と前を向いた。そして、久しぶりの声援に「声援がある中で戦うことのありがたさ、後押しされていることを感じることができた」とサポーターに感謝した。

チームは勝ち点「55」のまま4位に停滞と、暗雲が垂れ込めたまま。次節は10日、アウェーで大分と対戦する。今季もあと8試合。一刻も早く連敗を脱し、J1昇格争いに舞い戻る。【濱本神威】