【鹿島】名古新太郎、次節東京戦で復帰後初先発の可能性「今プレーできている幸せをかみしめて」

鹿島MF名古新太郎

鹿島アントラーズMF名古新太郎(26)が29日、FC東京戦(10月1日、カシマスタジアム)に向けオンライン取材に応じ、長期離脱を経てホームのスタジアムに立つ喜びを口にした。

名古は昨年8月、期限付き移籍をしていた湘南ベルマーレで左腓骨(ひこつ)筋腱(けん)亜脱臼で長期離脱。昨年12月と、鹿島に復帰した今年5月に2度にわたって手術を受けた。1年以上、サッカーから遠ざかっていたが、9月10日の京都戦で途中出場。次節の東京戦では、復帰後、初先発となる可能性も高まっている。

名古は「リハビリ期間はトータルで1年1カ月。サッカーができなくなるかもしれないという不安もあった。考えるとキツイですけど、いい経験ととらえて前向きにやってましたし。今、プレーできている幸せをかみしめていて、できているのは不思議な感じがある」としみじみ。

この日の練習では名古は中盤の底に入り、得意のミドルシュートを打つなど攻守の司令塔として存在感を発揮した。「自分がチームの中心として、ポジション的にもチームの雰囲気、時間帯によっては自分の役割が変わってくる。そこは自分で整理しつつやっていきたい」と責任感を口にする。ホームのピッチに「素直にすごく楽しみ。リーグ戦で勝てていないので。しっかりチームが勝つために役割をまっとうしたい」と意欲を見せた。