【清水】豪雨被災者に「希望の1勝」を届ける DF原輝綺「結果残し勇気づけたい」

リラックスした表情でウオーミングアップに励む清水の選手たち。右から3人目が原

清水エスパルスが「希望の1勝」を届ける。8日のアウェー川崎フロンターレ戦(等々力、午後2時)に備え、7日は静岡市内で調整した。地元の静岡市清水区は台風15号による豪雨の影響で甚大な被害を受けた。浸水や1週間以上続いた断水など。被災後初となるリーグ戦の相手は現在2位の難敵だが、ゼ・リカルド監督(51)は「勝つことで大変な思いをした人に喜びを与えたい」とクラブの思いを代弁した。

豪雨の影響はチームにも及んだ。区内のクラブハウスは一時断水し、練習後のシャワーなどが使えない時期もあった。1日に開催予定だった磐田との「静岡ダービー」は延期。予期せぬ事態にも前を向いてきた。選手らは被害の大きかった地域でのボランティアや募金活動を実施。被災者に寄り添いながら、試合に向けた準備も進めてきた。

自宅が断水したというDF原輝綺(24)は「まだ元の生活に戻っていない人もいるけれど、結果を残して勇気づけたい」と力を込めた。残り4試合でチームは14位。次戦の結果次第では、来季J2自動降格圏に転落する可能性もある。ただ、勝てば来季J1残留に大きく前進する一戦。負けられない理由も加わった清水が、全力で勝ち点3をつかみにいく。【神谷亮磨】