<明治安田生命J1:横浜0-1磐田>◇第27節◇12日◇日産ス
最下位のジュビロ磐田が金星を挙げ、来季のJ1残留に望みをつないだ。
優勝に王手をかけていた横浜F・マリノスを1-0で撃破。静岡学園高から今季加入した高卒ルーキーが大仕事をやってのけた。後半39分、途中出場のMF古川陽介(19)がカウンターから右足で決勝点。J1初ゴールが殊勲の決勝点となった。チームは8試合ぶりの白星。今季は残り3試合で、次戦(22日)は勝ち点4差で追っている17位清水との「静岡ダービー」を迎える。
▽リーグ戦4試合目でJ1初ゴールを挙げたMF古川 ファンのみなさんにはお待たせしました、という気持ちが強い。僕自身もすごくモヤモヤすることが多くて、チームに貢献できず、ふがいなかった。この試合に懸ける思いはあったし、そういう中で自分の勝負強さを出せて、結果を出せたことは自信になった。ゴールは自信を持って足を振った。相手に当たってラッキーな形だったけれど、入ってくれてよかった。毎試合がトーナメントみたいな感じで、ベンチにいるだけでも緊張しているし、緊迫感ある中でやらせてもらっている。これからマークがきつくなっても、恐れずにやって、選手としてさらに成長していきたい。次の勝ち点3が本当に大事。連勝が懸かった静岡ダービーにチーム一丸となって、全身全霊で戦っていきたい。
▽就任後6戦目で初勝利を挙げた磐田の渋谷洋樹(ひろき)監督(55) 相手は優勝がかかっていたので、高いモチベーションでくると思った。残留争いをしている我々は、それ以上のモチベーションで戦わなければいけなかった。一瞬の隙もなく、プレーしてくれたことがこういう結果につながったと思う。チーム一体となっていい準備ができた。前半は攻撃ができなかったけれど、後半はゲームの中で修正できた。チームとしてなかなか結果が出ていなかったし、もどかしさはあった。ラッキーな1点に見られるかもしれないけれど、実力があるからこそ勝利をもぎ取れる。選手の能力を引き出して、次に向けていい準備をしたい。
▽3試合ぶりに出場したMF遠藤保仁(42) 前半はシュートが少なかったので、何とかカウンターとかセットプレーでチャンスをつくれればと思って入った。残りの試合数を考えれば、僕らは勝ち点3が必要。もちろん内容には満足していないけれど、今は結果だけを求めてやっている。そういう意味では、非常に大きな勝ち点3だった。