青森山田・黒田監督最後の指揮「全国からは『正木監督』という名称の中で勝負に」J2町田監督就任

青森山田対八戸学院野辺地西 26年連続28度目の全国選手権出場を決めて抱き合って喜ぶ青森山田・黒田監督(中央)(撮影・山田愛斗)

<全国高校サッカー青森大会:青森山田2-1八戸学院野辺地西>◇決勝◇5日◇カクヒログループアスレチックスタジアム

高校サッカー界の名将が指揮する最後の大会が終わった。昨年度の全国選手権王者・青森山田が、延長戦の末に八戸学院野辺地西を2-1で下し、26年連続28度目の優勝を果たした。黒田剛監督はJ2のFC町田ゼルビア監督への就任が決まっており、後任には正木昌宣ヘッドコーチが昇格する。

エースの一振りで試合を制した。1-1の延長後半8分、パスに抜けだしたFW小湊絆(つな、3年)が、落ち着いてゴールに流し込み、値千金の勝ち越し弾。26年連続の優勝を勝ち取った。試合後に胴上げされた黒田監督は「今後、私がいなくなっても正木新監督を中心にこれが27年、28年と続いていってほしいし、必ずや達成してくれるものと信じています」と話した。

12月からは町田の監督としての仕事が増えていくといい、監督として臨む大会は県大会が最後だった。連覇を狙う全国選手権(12月28日開幕)は「総監督」として迎え、アドバイザーの役目を果たしていくという。「これで全国からは『正木監督』という名称の中で勝負にいきます。私の役目はこれで終わりなので、全国大会、プレミア(リーグ)は裏方でサポートしていく形になると思う。最後まで今の生徒を手助けし、見守っていきたい」と力を込めた。