盛岡商11年ぶりV FW原田優汰これぞエースだ ヘディング2発、堅守の花巻東を突き破った

11年ぶりの選手権出場を決め、喜びを爆発させる盛岡商イレブン

<全国高校サッカー岩手大会:盛岡商2-1花巻東>◇決勝◇6日◇いわぎんスタジアム

岩手県大会は、盛岡商が花巻東を2-1で下し、11年ぶり17度目の優勝。背番号10を背負うFW原田優汰(2年)が、ヘディングシュート2発を決め、エースストライカーの役割を果たした。全国選手権は12月28日に東京・国立競技場で開幕する。

これぞエースだ! 前半12分、原田がFW高橋頼央(3年)の右クロスに反応。相手DFのマークをうまく外し、先制ヘッドを決めた。原田は「あんなに良いボールが来るとは思わなかった、びっくりしました」と振り返ったが、タイミングはドンピシャ。今夏のインターハイ予選で無失点優勝。今大会も無失点で勝ち上がってきた花巻東の堅守を初めて突き破った。

2点目は後半6分、右のロングスローから混戦となったゴール前で、相手DFのクリアミスを逃さず、頭で押し込んだ。「気合でいきました」。決まった瞬間、込み上げる喜びを抑えきれず応援席に駆けだし、祝福を受けた。「(自分は)持ってるなと思いました」。昨年の専大北上との選手権予選決勝でも0-1から同点ゴールを決め、延長戦に持ち込むなど、大舞台にはめっぽう強い。準決勝の盛岡市立戦ではPKを外しチームに負担をかけたが一転、その勝負強さで優勝の立役者となった。原田は「決勝では今までの感謝を3年生に伝えるプレーをしようと臨みました。10番らしいプレーができて良かった」と胸をなで下ろした。

17度目の選手権出場、岩手県勢では遠野に続いて2番目の出場数を誇る古豪だ。06年には県勢唯一の選手権優勝を成し遂げている。11年ぶりの全国へ向け、原田は「点を取ってチームを勝たせる。優勝して帰ってきたいです」と気合十分。勝負強いエースストライカーが、全国の大舞台で躍動する。【濱本神威】